一番近くに君が居る

そして二人で家路につくなか、ココはふと思い出す。


「そういえば直哉はバスケ部入ったんだよね?」

「あぁ、まぁな」

「じゃあ翔君は?同じバスケ部?」

「…アイツはどこも入ってねぇな」

「!、じゃあ来週から翔君と帰ろうかな!駅まで送ってから帰ろう!」

「!」

「フフ、直哉も知ってるし、それなら安心でしょ?」


なんて良い事思いついたんだろう!なんて顏で直哉に微笑み掛けるココ。素直なその表情ですら直哉はもうここまで来るとわざとなのかと疑いすらした。

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