罪を憎んで…明日の章…
「なんて感じだったから、てっきり彼氏さんだと思ったけど…彼の方想いからしらね?」
明日香はじっと実を見つめている。
「…そんなわけないじゃない…」
「え?何か言った?」
「あ、言え何も…」
「そう?じゃぁもう少しで点滴も終わるから、終わったら彼を起こしてあげて」
「はい…」
「あっ、そうそう」
「さっき振りほどいた手は、あなたから繋いだのよ」
「え?」
――
なんで?
会ったばかりなのに…
なんで心配してくれてるの?
あんたは、宮田じゃないの?
明日香はじっと実を見つめている。
「…そんなわけないじゃない…」
「え?何か言った?」
「あ、言え何も…」
「そう?じゃぁもう少しで点滴も終わるから、終わったら彼を起こしてあげて」
「はい…」
「あっ、そうそう」
「さっき振りほどいた手は、あなたから繋いだのよ」
「え?」
――
なんで?
会ったばかりなのに…
なんで心配してくれてるの?
あんたは、宮田じゃないの?