everlasting love~幾星霜の果て
叩かれた後頭部を手でさすりながら本題に移る。
「蜂谷と磯辺、うまくいってるのにさ。俺1人で盛り上がったり、落ち込んだり。なんかさ、空回りしてたような感じで」
「……気づくの遅くね?」
「まぁ……そうだな」
「だけど、早いうちに気づいてよかったじゃん」
言って慶太は、今度は頭頂部を漫画で優しく叩く。
「律ちゃん狙ってみたら?」
「……や、あいつは俺の好みじゃねぇし」
他人事のように、嘘を吐いた。
慶太にほんとうのことを話せたら、もっともっと、気持ちが晴れるかもしれないのに。
親友にでさえも話せない秘め事を抱えているのはとても苦しい。