everlasting love~幾星霜の果て



“たくさん恋をしてみればいい”




慶太はそう言って、それ以上のことは何も言わなかった。




毎日毎日、いろんな女子と接してみる。

そのたびに相手の名前を尋ねるけれど、全員は覚えられなかった。


みんな、似たような会話で盛り上がる。

笹倉さんのように、「あたしは本気で好きじゃないけど」なんて、突拍子もないことを言う子は誰1人としていない。


自分アピールに、みんなみんな必死で。

俺という人間を、もっと深く知ろうという子は誰もいなかった。



それでもいい。

うわべだけの付き合いは、何も気を使わず、結構楽しかったりするから。



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