キミだけをずっと②
その日の夜、ベランダで空を眺めていると
ガラガラガラガラ…
音をたてながらスーツケースを引きずる音が響いていた
玄関には一人の男がスーツケースを片手に家の前に立っていた
ピンポ〜ン♪
「はーい!」
母さんが元気よく玄関へ向かう声がした
「こんばんは」
俺は階段を降りて玄関へ向かうと
久々にいとこの凌に再会をした
「凌、お前…」
「久しぶり大樹!」
凌はニコッと笑い、荷物を自分に引き付けた
「いいから上がって!」
母さんが凌に声をかけると、靴を脱いで家に上がっていった