キミだけをずっと②
佐野凌(さのりょう)
俺と同い年の従兄弟
大手外資系会社の息子
海外で二年間留学していた
夕食を三人で食べているとすぐさま会話が始まった
「凌は日本に帰ってきて、どこの大学に行くのか?」
「立慶大の文学部に」
「えっ?」
文学部と聞いただけで、一瞬心臓が止まったかのように思えた
その時の俺の表情を凌は見逃さなかった
「そういえば俺、学校の近くにアパートを借りて一人暮らしを始めるので今日は挨拶に来たんです」
母さんは凌に色々と話しをしていた
何か嫌な予感がする…
俺と愛美の間で何かが起ころうとしている
俺の机の上には愛美と二人で写った写真が一枚が置かれていた
確か愛美は写真を無くしたはず…
考えるだけでも恐ろしい