キミだけをずっと②



ガスを消した私は出来た料理を皿に盛りつけて


紗貴が待つリビングへ持っていった



「出来たよ!今日はじゃがいもとベーコンのチーズ焼きだよ〜」



待ってました!と紗貴が箸を持った



「いただきまーす♪」



一口口の中で広がる味に、お互い顔を見合わせた



「美味しいこれ!」


「でしょ?」



微笑んでいると、フライパンにまだ残っているのを思い出した



「まだ残ってるんだけど、どうしようか?」



「うーん」



紗貴は食べながら返事を待っていると



「凌くんのところに持って行けば?」


「凌?えぇ〜やだよ!」




どうしたらそんな事を思い付くのか


しかも紗貴はニヤっと笑ってるし


何を企んでいるのやら…








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