キミだけをずっと②



渋々晩御飯の残りを皿に移してラップをして


持って行こうと玄関で靴を履いていると



じゃがいもとトマトを入れたビニールを持った紗貴が玄関へ来た



「ついでにこれも持って行ってよ」



紗貴からビニールを受け取り玄関から出た



向かい側にある凌のアパートまではすぐそこ


家の前でインターホンを押そうと試みるが


中々押せないでいた



「えぃ!」


ピンポーン♪



あぁあ 押しちゃった



でも数秒経っても出てこない


扉に付いている覗き穴に目を近付けた時


扉が開いた


バン!



開いた途端に扉が開いたので、額に扉が当たってしまった



「痛っ」



夜中に私の悲鳴の様な声が響いた







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