キミだけをずっと②
「ただいま」
玄関を開けて、靴を脱いでいると
リビングにいた紗貴が出て来た
「遅かったね。あれ、どうしたの?その冷えピタは…」
「あ〜これね?」
右手で熱さまシートを摩った
紗貴に事情を話すと大爆笑されてしまった
「あんた鈍臭いわね〜、扉にぶつかるなんて」
「鈍臭い…」
怠い体のまま部屋に戻り、ベッドに寝転んだ
部屋の扉の前で紗貴がこっそりと覗いていた
何なのよ!
人が親切にしてあげてるのに
笑うなんて…