~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】
「親父にも、見えんのか?」
『幽霊か。ああ、でも正しくは見えていた、だけどな。』
見えていた…
過去形か?
「なんで、今は見えねぇんだ?」
『見たくないからだ…。妃以外の幽霊は恐ろしいものだった。』
恐ろしい…
俺はまだ、妃以外の幽霊を見たことがない。
『唯、先に謝っておく。済まなかった。』
「なんだよ…」
『俺は、自分の力を全部唯に明け渡したんだ。』
「は…?」
どういうことか、わかんねぇ。