LITTLE
彼女さんは、私と博美にそう言っていた。
信頼してくれているのだろうか。
私や博美が啓太郎と間違いを犯す事はないと。
啓太郎との関係なんて、絶対にないと思うけど。
彼もそれは承知の上だろうし。
それにしても啓太郎の彼女さん、綺麗な人だったなぁ。
それに声も落ち着いる。
そのせいか、あまり表情に上下がないというか……。
私より少し年下ってところだろうか。
二十代後半の若々しさの中に儚げな雰囲気もある。
僅かな年の差である筈なのに、彼女が羨ましくも思えた。
三人で幾つか露店を周った。
啓太郎は何かと露店を出している人と顔知りが良い様で、何件かで代金をサービスしてもらえた。
なんだか申し訳ない。
博美は完全に甘えていたけど……。
露店で買った物をバーに持ち帰り、ここ最近の自分の経過を三人で話した。
優子や麗太君の事や博美のここ最近の男性との付き合い。
博美の事に関しては、私も気になってはいたところではあったのだが、最近は男性との付き合いが全くと言っていい程ないらしい。
なんでも、両親にお見合いを勧められているそうで、それに甘えてしまおうだとか。
あと啓太郎の彼女さんの事も。
「啓太郎は、どうなの?」
啓太郎の彼女さんは、何やらテーブル席で数人の女性客と楽しそうに話している。
「僕は……そうだなぁ……」
啓太郎は少しだけ声を潜める。
「付き合って同居はしてるけど……結婚を前提ってわけじゃないんだ。ただ、あの時の彼女にとってはお酒の知識のある人が必要だったんだ。それで僕と仲良くなってね。前にも言ったけど、この店は彼女のお祖父さんの店だったんだ。それで今は僕が切盛りしてる感じ。もし、僕にお酒の知識がなかったとしたら……彼女の僕へ対する態度は変わっていたかも」
「……そう」
啓太郎は笑ってはいるが、あまり面白い話ではない。
すぐにでも彼女の心理が知りたい筈だ。
「一応は……結婚の事も考えてるつもりだよ。もう暫くしたら、彼女に言ってみようと思う」
信頼してくれているのだろうか。
私や博美が啓太郎と間違いを犯す事はないと。
啓太郎との関係なんて、絶対にないと思うけど。
彼もそれは承知の上だろうし。
それにしても啓太郎の彼女さん、綺麗な人だったなぁ。
それに声も落ち着いる。
そのせいか、あまり表情に上下がないというか……。
私より少し年下ってところだろうか。
二十代後半の若々しさの中に儚げな雰囲気もある。
僅かな年の差である筈なのに、彼女が羨ましくも思えた。
三人で幾つか露店を周った。
啓太郎は何かと露店を出している人と顔知りが良い様で、何件かで代金をサービスしてもらえた。
なんだか申し訳ない。
博美は完全に甘えていたけど……。
露店で買った物をバーに持ち帰り、ここ最近の自分の経過を三人で話した。
優子や麗太君の事や博美のここ最近の男性との付き合い。
博美の事に関しては、私も気になってはいたところではあったのだが、最近は男性との付き合いが全くと言っていい程ないらしい。
なんでも、両親にお見合いを勧められているそうで、それに甘えてしまおうだとか。
あと啓太郎の彼女さんの事も。
「啓太郎は、どうなの?」
啓太郎の彼女さんは、何やらテーブル席で数人の女性客と楽しそうに話している。
「僕は……そうだなぁ……」
啓太郎は少しだけ声を潜める。
「付き合って同居はしてるけど……結婚を前提ってわけじゃないんだ。ただ、あの時の彼女にとってはお酒の知識のある人が必要だったんだ。それで僕と仲良くなってね。前にも言ったけど、この店は彼女のお祖父さんの店だったんだ。それで今は僕が切盛りしてる感じ。もし、僕にお酒の知識がなかったとしたら……彼女の僕へ対する態度は変わっていたかも」
「……そう」
啓太郎は笑ってはいるが、あまり面白い話ではない。
すぐにでも彼女の心理が知りたい筈だ。
「一応は……結婚の事も考えてるつもりだよ。もう暫くしたら、彼女に言ってみようと思う」