君が欲しい

「え?」

「行かなきゃいけない……」

自然と身体が起き上がる。

「駄目よ!しばらくは安静に……っ!」

僕が目を向けると看護師の顔がひきつった。

「い、いいから横になって!」

肩に手を当て押さえ込もうとしてくる彼女を払いのける。

「行かなきゃいけないんだ!!」

ヒッと小さく悲鳴を上げ尻餅をついた看護師は恐ろしそうにこちらを見た。

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