45センチのコイ。
ちょうどチャイムも鳴り、しがつついたちくんの自己紹介が最後だったみたいなので、クラスの自己紹介も終わった。
「……あのー」
休み時間に入って、即刻本を読み始めたしがつついたちくんに話しかける。
「その、……さっきはゴメンね、しが……わ、わたぬきくん」
さっきの彼の自己紹介で、やっと苗字の読み方が分かった。
彼の苗字は、四月一日と書いて“わたぬき”と読むらしい。
四月一日くんは、あたしがちゃんとした読み方で話しても、本から目を離さない。
「あ、……えっと、……あたしの苗字は……“ゆり”の方だよ。
“ゆうか”は名前……です」
あたしは用件を話し終わったので、夢香とおしゃべりしようと立ち上がると、右横から「あはは」と吹き出す声が聞こえた。
見ると、さっきまで本を真剣な顔で読んでいた四月一日くんは、本を閉じて笑っていた。
「そのくらい、知ってるよ。
自己紹介の時、名前と苗字の間をきっちり一拍おいてたじゃん」
……なんだ、分かってたのか。
……って、
「……あのー」
休み時間に入って、即刻本を読み始めたしがつついたちくんに話しかける。
「その、……さっきはゴメンね、しが……わ、わたぬきくん」
さっきの彼の自己紹介で、やっと苗字の読み方が分かった。
彼の苗字は、四月一日と書いて“わたぬき”と読むらしい。
四月一日くんは、あたしがちゃんとした読み方で話しても、本から目を離さない。
「あ、……えっと、……あたしの苗字は……“ゆり”の方だよ。
“ゆうか”は名前……です」
あたしは用件を話し終わったので、夢香とおしゃべりしようと立ち上がると、右横から「あはは」と吹き出す声が聞こえた。
見ると、さっきまで本を真剣な顔で読んでいた四月一日くんは、本を閉じて笑っていた。
「そのくらい、知ってるよ。
自己紹介の時、名前と苗字の間をきっちり一拍おいてたじゃん」
……なんだ、分かってたのか。
……って、