私の血を狙わないで。





正直、安心した自分もいるけど
気持ちを切り替えて、ほっぺを叩く





着いた場所は、屋上。

片倉先輩は、さっきとは態度がガラッと変わって、私を見て笑い出す



「なっ…何がおもしろいんですかっ!!」


「光ちゃんと俺が付き合うって聞いて、焦って俺を呼び出したわけ?ほんっと可愛いねー、凛香ちゃんて。」


「やっ…やめてくださいっ!!違います!!」


「だったら何?今更告白でもするの?そんなら即オッケーするよ?」


「だから違いますって!!」


「……。」


「光に…かわいそうなことしないでくださいね。」


「何?いきなり」


片倉先輩の眉毛がピクッと動く

物凄く、やばいオーラを感じる



「血を狙ったり…いじめたり、しないでくださいね!!」


「なんで?」


「なんでって……。」



私は黙り込んだ

なんていえばいいの?



「俺、一度狙った獲物は、絶対に諦めないタイプなんだよねー?絶対ね。」


「……!!!」


「凛香ちゃんのことだって、諦めてないよ?」


「そ……んな……」


私は涙をグッとこらえた


これ以上、片倉先輩に何を言っても無駄なような気がする



「お願いします……!!」


「………。」



私はその場に座り込んだ

片倉先輩はニヤニヤしながら私を見つめる



「んー?じゃあ約束するよ。
光ちゃんをいじめない…ってね」


「ほ…んとですか?」


「ん?ほんとっ!!」













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