私の血を狙わないで。





私は男子たちは睨んだ




男子たちは何事もなかったように椅子に座っている




その姿を見ると、ますます腹が立ってきた




「伊藤先生、立花さんのお母様からお電話が。」



「おお、今行く。お前ら、親が迎えにきてくれるからな。ここで待ってるんだぞ?」



そう言って、伊藤という先生は、急いでその場を去った




先生がいなくなると、私はボソッとつぶやく




「もう最悪。あんたたちのせいで…。」



「は?なんで俺たちのせいになるんだよ。
…っていうか、だいたいリクがいけねぇんだろ。
獲物捕まえたー…とかなんとか言って。」




「はー?なんで僕のせいになるんだよー。」



「あー。なんでこんなプリントしなきゃなんねぇんだよ。」





それは私のセリフですけど。



それからも、3人はお互いに文句を言い合っていた




私は呆れて、黙り込んでいた



しばらくすると、1人の男子に話しかけられる



「なー、お前なんて名前なの?」




「立花凛香だけど何か?」



「いやいや、そんな怒んなって!!
さっきのことは謝るからさぁ。」



「許さないし。」



「…しょーがねぇじゃん。俺らは『吸血鬼』なんだしさ。」



「そーそー。許せって!!」




え




吸血鬼?




吸血鬼って……え?




今、吸血鬼って言ったよね




「…からかわないで。吸血鬼とかいるわけないじゃん。」



「はー?なんだよ。信じねーのか?」



「当たり前だし。私はそんなことに騙されるような、馬鹿じゃありませんから。」


「…なら、信じねーでいいよ…。」



「………。」





信じるわけないじゃん



吸血鬼なんて…




アニメやゲームじゃあるまいし









< 20 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop