私の血を狙わないで。





パパに呼び止められ、私はつい足を止める




「お前、ろくに寝なかったんだろ?
今日は家でゆっくり体を休めろ。」



「………。」




『私、男子たちに聞かなきゃいけないことがあるの!!』




そう言いたかった



でも、何時の間にか私は、車の中にいた



今更言っても無駄。



だって、もう動いてるもん



私は深くため息をついた




窓から見える学校を、見つめながら。




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