プラチナ
「次は立候補NO.5 上月 桜」


名を呼ばれていくと、委員の人にバイオリンを手渡された。


これ…私のバイオリン…
「なるほど…」

「?」


委員の人が私の独り言に怪訝そうな顔をする。


未来が私がバイオリンを好きなことを知っていた理由が分かった。



私の家に言って親に聞いたとしたとしか思えない。


だって…これは私の親が管理しているバイオリンだから。
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