続・郵便ヤギさん
―黒ヤギさんの様子―
「はぁ…。」
また食べてしまった、と
後悔する黒ヤギさん。
そんな黒ヤギさんは、
ふと何かを思いつきました。
「そうだ!!」
―白ヤギさんの様子―
ピンポーン♪
軽快なインターホンの音に、
ピクリ、と反応する白ヤギさん。
「誰かしら…?」
と呟きながらドアを開けると…。
「黒ヤギさんっ!?」
そこには、黒ヤギさんが居ました。
取り敢えず中に入ってもらうと、
話を始めました。
「…ごめんなさい。
折角お手紙貰ったのに、
全部食べちゃって……。」
正直にしゅんとしながら話す
黒ヤギさんに、白ヤギさんは
「えっ?
私もなんです…。」
と返しました。
その言葉に、黒ヤギさんは
目を丸くしてから、
お互い吹き出しました。
「お手紙、どんな内容だったの?」
と黒ヤギさんが落ち着いてから聞くと、
「お食事のお誘いです。」
と話す白ヤギさん。
「でも…」
そう続けて、お互い顔を見合わせました。
「「(私/僕)お腹一杯(です)。」」