Reminiscence
白い髪に赤い瞳の神秘的な少女は何かを問うようにティターニアを見つめた。
父王は少女の態度には何も言わず、状況を静観している。
察しの良い青年はただ困ったようにティターニアを見つめていた。
「私は……」
ティターニアはぽつりと呟いた。
「私は……お兄様をなかったことにしたくないわ」
「それじゃ」
「でも!」
少女がなにかを言う前にティターニアはそれを遮った。
「この国をなかったことにするのも許せない。私は、建国の王の、そして預言者の後継よ」
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