担任は優しい旦那様
第二四話☆同窓会
高校時代の
皆に会うのは
卒業式以来で
楽しみだ。

開催場所は
意外と家から
近い所だった。

最初、理香は
部外者だから
留守番してると
言っていたのだが
私たちにとっては
家族同然なんだから
一緒に行こうと
誘った。

絢菜と侠耶君も
居るから大丈夫だろう。

「華蓮」

会場に入って
最初に私を
呼んだのは
教師であり姉の
麻柚夏だった。

『お姉ちゃん』

最後に会ったのは
何時だったっけ?

「久しぶりね

隣に居る子が
今、一緒に
住んでるって
言ってた子?」

『そうだよ』

理香に麻柚ちゃんの
紹介をしていると
絢菜たちが来た。

「華蓮、
この間ぶりだね

佐川先生と
仲直りした?」

あっ、絢菜のバカ……

「なに、あんたたち
喧嘩なんてしてたの?」

つい目が
泳いでしまった。

『ちょっとした
くだらないことよ』

それがね、と
絢菜が麻柚ちゃんに
話始めて、
他の卒業生と
話てるマー君を
睨みつけていた。

「喧嘩の原因は?」

ため息を吐いた後、
此処数ヶ月の話を
一つ一つ
説明していった。

「本当にくだらないわね」

呆れた様な
ため息を吐かれて
眉が下がってしまった。

『だから、最初から
そう言ったでしょう』

話が
一段落ついたところで
少し離れた所にいた
一人の女の子が
麻柚ちゃんを呼んだ。

「呼ばれたから
行ってくるわね」
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