狼様の愛のカタチ理論








―――――……








「あの…着物じゃなくていいの?」


「はい、夜月会は宴ですので、服装は自由になります。ただ、私達のような従者や宮殿にいるものはスーツや着物になりますが」


そう言い、左汰が自分の服を指差す


「…………」


あれから、時間がたち日が暮れてから私は、左汰が用意してくれた服に着替え


二人も左汰が黒、右汰が白のスーツに着替えたんだけど…













「それでも、この服は…」


「似合ってますよ」


「い、いや」


服を握り、私は返す言葉がみつからない



だって、彼が用意してくれたのは、紺色のゴスロリだったのだ―…



ゴスロリなんて、絶対に自分には縁のないものだと思っていたのに、笑顔が渡す左汰に文句が言えなかったのだ



「………う」


「はは!いや、お前…はっ!なんだその小さい帽子は!あはは!」


こんな調子で、右汰はさっきから、私の頭につけられた小さな帽子が面白いのか、ずっと、笑っている




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