狼様の愛のカタチ理論




しかも、涙まで流して!


失礼にもほどがある…


「右汰、笑い過ぎだよっ」


「はは!いや、これはっ…!くははは!」


「…~っ!左汰!」


「え?」

「右汰になんとか言って!」



これを持って来たのは、左汰なんだ

だから、この笑う右汰を何とかしてほしい!


「いえ…」

「え?」

「沙優様、フランスと言う国にある人形みたいで可愛いですよ」


「………え」


左汰の言葉に顔が熱くなる


人形、みたい?わたしが?そんな風に誉められたのは初めてで、なんか…っ


「…っ」



「人形だ?はは!こけしだろ!」


「………なっ」


さ、最低…この人…


左汰に言われた言葉が右汰のせいで台無しだ



「もう、いい!こけしで十分です!」


右汰に背中をむけると、左汰は苦笑いをして、スッと私に手を差し出す



< 127 / 550 >

この作品をシェア

pagetop