狼様の愛のカタチ理論
しかも、涙まで流して!
失礼にもほどがある…
「右汰、笑い過ぎだよっ」
「はは!いや、これはっ…!くははは!」
「…~っ!左汰!」
「え?」
「右汰になんとか言って!」
これを持って来たのは、左汰なんだ
だから、この笑う右汰を何とかしてほしい!
「いえ…」
「え?」
「沙優様、フランスと言う国にある人形みたいで可愛いですよ」
「………え」
左汰の言葉に顔が熱くなる
人形、みたい?わたしが?そんな風に誉められたのは初めてで、なんか…っ
「…っ」
「人形だ?はは!こけしだろ!」
「………なっ」
さ、最低…この人…
左汰に言われた言葉が右汰のせいで台無しだ
「もう、いい!こけしで十分です!」
右汰に背中をむけると、左汰は苦笑いをして、スッと私に手を差し出す
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