狼様の愛のカタチ理論
「…ん?」
「右汰はツンデレなんで、素直に誉められないだけですよ」
「な、なんだよそれ!」
「大丈夫です、似合ってますから」
「…………ぅん」
そんな風に言われたら、納得するしかない
右汰のこけし発言は気に入らないけど、左汰がこう言うから許す…
「では、そろそろ行きましょう」
「あ…はい」
そうだ、行かなくちゃいけないんだ
右汰と左汰との会話が楽しくて、一瞬忘れてた
「…お願いします」
差し出された手に手をのせると、右汰はめんどくさそうに立ち上がり、私の背後に立つ
いよいよか…
沢山色々な事を考えたけど、結局、嫌だって感情しか私には浮かばなかった
だから、なるべく、目を合わせないで、右汰と左汰の近くにいればいい
そうすれば、心強いから…
頭でそう考えて、私達は夜月会が行われる宮殿内の庭に向かった
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