狼様の愛のカタチ理論






「そう言われましたら、沙優様は初めてみますね」


「うん」


「本来なら、戦闘や威嚇、宮殿の者以外あの姿になることは禁止されていますが、新月の夜月会だけは特別なんです」


「そうなんだ…」


「たまに、すげー怖い顔の奴がいるから、腰抜かすなよ?」


ニヤニヤと笑いながら、唖然とする私に右汰が言う


「こ、怖いこと言わないでよっ」


「あ?本当の事を言ってなにが悪い」


「そ、そーゆう問題じゃないのっ」


「は?」



チッと軽く舌打ちをする右汰を軽く睨むと、"沙優様!"と、突然名前を呼ぶ声が聞こえた


「え?」


「あ?だれだ?」


「誰じゃない、一葉だ。あいつの匂いがする」


左汰がそう言うと、少し離れた所にいた一葉さんが私達をみつけ走って来た




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