狼様の愛のカタチ理論
「………っ」
ドクン、ドクンと胸からイヤな音がする
扇李の、その姿、その視線、雰囲気、全てに凄い威圧感がある
そして、やっぱり…予想通り、この夜月会で扇李とあの日以来の…再会―…
3日前に無理矢理に私を抱いた、あの夜の事が走馬灯のように頭によみがえって来て…
「…っ」
「?」
無意識に身体が震えてしまう。
また、無理矢理、痛い思いをしながら、大嫌いな彼に抱かれなくちゃいけないのか
あの苦痛をまた受け入れなくちゃいけないの?
嫌だ、怖い、みたくない、話したくない、近付きたくない
そんな考えしか頭に浮かばなくて、視線を脚元に落とすと、サイさんが不思議そうに顔を傾げ口を開いた
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