狼様の愛のカタチ理論
「全く、沙優様は扇李の花嫁なんですから、自分の趣味を押し付けないで下さい!どうせなら扇李が好きな服を着せない」
「………」
目を細めて一葉さんが睨むと、左汰は小さく"分かってる"と呟く
「まぁ、ある程度は似合ってるので、それはいいのです。それより、三人ともこっちに来て下さい」
「?」
「「?」」
一葉さんが手招きをして黙々と歩き出し、私達は疑問に思いながら、彼の後を続くように歩く
どこに行くんだろう…
沢山の神様達の間を器用に通りながら、だんだんと最初にいた所から離れていき―…
「扇李、サイさん…沙優様と他二名を連れて参りました」
「………っ」
たどり着いた場所には、芝生に丁寧に敷かれたカーペット、そしてその上に豪華なソファーがあり…
「お待ちしておりました」
そこには、ひじ掛けに手をかけ黒い着物に赤い羽織、そして長い髪を白い紐でまとめ、冷めたような目で見つめる扇李
そして、その横で、礼儀正しく立つサイさんがいた
・