狼様の愛のカタチ理論







「全く、沙優様は扇李の花嫁なんですから、自分の趣味を押し付けないで下さい!どうせなら扇李が好きな服を着せない」


「………」


目を細めて一葉さんが睨むと、左汰は小さく"分かってる"と呟く


「まぁ、ある程度は似合ってるので、それはいいのです。それより、三人ともこっちに来て下さい」


「?」

「「?」」


一葉さんが手招きをして黙々と歩き出し、私達は疑問に思いながら、彼の後を続くように歩く


どこに行くんだろう…


沢山の神様達の間を器用に通りながら、だんだんと最初にいた所から離れていき―…























「扇李、サイさん…沙優様と他二名を連れて参りました」


「………っ」


たどり着いた場所には、芝生に丁寧に敷かれたカーペット、そしてその上に豪華なソファーがあり…


「お待ちしておりました」


そこには、ひじ掛けに手をかけ黒い着物に赤い羽織、そして長い髪を白い紐でまとめ、冷めたような目で見つめる扇李


そして、その横で、礼儀正しく立つサイさんがいた







< 132 / 550 >

この作品をシェア

pagetop