狼様の愛のカタチ理論
まったく、天界はなんて理不尽なルールばかりなんだろうっ
「………っ」
「さぁ、沙優様、こちらへどうぞ」
そう思っていると、扇李の隣りに座るのが、苦痛で仕方がないのに、サイさんはあまり前のようにそう言う
「…は…ぃ」
花嫁でいるため…みんなを守りたいから…もう、仕方がない
座るだけでいい、皆がいるんだ…大丈夫
そう心で唱え、私は唇を噛み締めながら、扇李に近寄り静かに腰をおろしすと…
「…………っ」
「「…………」」
「……」
「…あの…扇李、沙優様…」
そんな私達をみて、サイさんが苦笑いをしながら私と扇李を交互にみる
「えっとですね、そんなに離れて座ってどうするんですか…」
「………っ」
サイさんがそう言うのも、無理はない
私と扇李はお互いに端と端に座り、お互い全く反対の方をみているのだ
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