狼様の愛のカタチ理論





「分かった」


「ぇ…?」


分かった?なにが?


震える身体を押さえながら、横目で扇李をみると…


「あっ…!」


グイッと肩を抱かれ、扇李に引き寄せられて身体が一気に密着する


「っ」


ちょ、な、なにをするの?!


ドクン、ドクンと心臓の音が一気に加速するのが分かった


嫌だ、どうしよう…


「あ、の…っ!」


"離して"そう口にして離れようとすると


肩にあった手が私の頭にふれ、扇李の肩に寄りかかるようになり、ゴツンと彼も私の頭に顔を近づける


「…っ」


「サイ、これで満足か」


「はい、満足でございます」


ま、満足って…私はこんなの全然!満足じゃない!


な、なんで…こ、こんな体勢にならなくちゃ、いけないのっ


ドクン、ドクンと心拍数がだんだんと上がってる


怖いのもそうだけど、扇李との距離に私はどうしたらいいか分からない



< 137 / 550 >

この作品をシェア

pagetop