狼様の愛のカタチ理論






「違うな」


「違う?」


「いや、正しくは違くないが、最初にそれを思ったのはお前を抱いた日だ」


私を抱いた日に?


「え?それ、意味がわからない」


だって、そんな様子は少しも見せなかった


扇李が悪いって、思ったのは今ここで久しぶりに会って、私が扇李に対して恐怖を感じていたから…じゃ…ないの?



彼の真意が分からなくて、頭を横に傾ける



「悪いが、その疑問に我はこれ以上答える気はない」


「………え」


「いや、そんな事よりも我はお前に意義がある」


「え?」


意義?


話しを完璧に反らして、不満がありそうな顔つきをする


意義って。むしろ、意義があるのは私なのに…



「な…なに、それ」



「お前あの日、我になんと言った」


「あの日?」

「抱いただろ、あの日。事が終わったあとだ」



終わったあとって…




< 146 / 550 >

この作品をシェア

pagetop