狼様の愛のカタチ理論
確か、私は…
「大嫌いって…言ったことですか?」
「あぁ、あの時も今もそう思ってるだろ。触られたくない、と」
「…………」
それは…
「う、うん」
否定できなく、ハッキリと頷くと扇李は不機嫌にもチッと舌打ちをする
「その台詞は気にくわない…不愉快だ。二度と言うな。我の前で思うのも駄目だ」
「………へ?」
気にくわない?不愉快?
「確かに、我は好きにならなくていいとは言った。だが、嫌いになっていいなどは、言ってない」
ちょっと、待って。本当に意味がわからない
さっきの言葉以上に彼の言ってる意味がわからない
「あ、の、もう少し分かりやすく言ってくれると…嬉しいんですけど」
片手で彼の言葉を制すと、さらに不機嫌な顔になる
「だから」
「?」
「嫌いにはなるなって、意味だ」
「…………」
そう言うなり、あからさまに私から顔をそらし、近くにあったグラスに入っている赤い飲み物を一気に飲み込む
・