狼様の愛のカタチ理論
嫌いになるな?それって、扇李のことを?
「…な…にそれ」
「分かりやすく言ったんだ。黙って頷けばよい」
そんなの…嫌いになるな、なんて…
「む…無理っ」
「あ?なぜだ?」
だ、だって。扇李は…
「や、優しくない…から」
「はっ、そんなのサイや右汰と左汰にしてもらえばいいだろう。なぜ我がお前に優しくしなくちゃならない」
「そ、そーゆう事を言うのが駄目なんです!サイさんや右汰と左汰は私によくしてくれて、優しいの。だから、好き…だもん」
「…………」
私の言葉にグラスを置くと、扇李が私の方に近づいて少しだけ距離が近付く
「なら、お前が言う"優しい"とはなんだ。我が納得するように説明してみろ。納得できたらその通り優しくしてやる」
「え、本当に?だ、だから…例えば、そーゆう目付きしないとか」
「目付き?」
そう、扇李の冷めたようで突き刺さるようで、力がある瞳が私は苦手で怖い
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