狼様の愛のカタチ理論
「おい…」
「もう、知らないっ」
まったく!優しくするって期待させるだけさせて、結局は全て却下して優しくしてくれないんだから
俺様にもほどがある、そんな風に悩みもしないで却下したりしなくたっていいのに…!
少しは、悩む仕草とか言葉があれば私だって納得するのに、問答無用でバッサリ切られて…
イライラした感情や少し寂しい感情がわたしを襲って来ると
黙って背中を向ける私に扇李はそっと首に手を回しグイッと引き寄せ、背中越しに扇李の胸板が当たった
「…ちょっ」
「おい、待て。なぜお前が怒る必要がある、しかも大嫌いだと?」
「…っ!」
「我が優しくすると言った手前からお前は大嫌いだと言うのか?」
「…っ」
耳元に唇が近づき、囁かれるような台詞に身体が固まってしまう
「た、だって!扇李が私の言う事を全部却下するからっ」
却下しなくて、どれか一つでも受け入れてくれたら、私だってそんな事は…言わないのに!
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