狼様の愛のカタチ理論
やっぱり、あの時の事を許すんじゃなかった
「は…離して」
「うるさい。暴れるな、他の奴等が見てるだろ」
腕に力を入れられて、私は強引に抱きながらそんな事をいう
や、奴等?奴等ってだれ…
そう思い周りを見渡すと、他の神様たちが数人、私を見ながらクスリと笑っている
「…あ」
し、しまった…
「全く、老役たちにみたいに…また悪口を言われたいか。そうじゃないなら、大人しくしろ」
「………う」
みんなの突き刺さるような視線が痛くて、身体の力をぬくと扇李も力を抜く
「手がかかる。面倒な花嫁だ」
「………」
また、そーゆうことを…
「もう、いい」
「?」
扇李は私に対して、優しくする気なんてないんだ。あんな言葉に惑わされた私が馬鹿だったんだ
そうだよ。今までの扇李の性格から優しいなんて言葉は似合わない
「…おい」
「…………」
もう、口も聞きたくない
背中越しに聞こえる声に私は無視をすると、ため息まじりに扇李が口を開いた
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