狼様の愛のカタチ理論
「分かった」
「…………」
「お前の言う事を却下しないで聞いてやる」
「………ぇ?」
「ただし、さっき言ったのは全て駄目だ。新しいのを一つ言え、それなら聞いてやる」
「………」
…本当に、聞いてくれるの?今度こそ、本当に?
「なんでも?」
「あぁ」
「…そう」
少し、疑わしいけど…扇李がそう言うなら…って、言われても何も思いつくことがない
それは、絶対却下されたことだし。
「そ、うだな」
「早く言わぬか」
「………」
あと一つ、一つ…
……………あ!
数秒考えた私の頭にあることが浮かぶ
そうだ、あれならきっと扇李もオッケーしてくれる
「じゃあ」
「…あぁ」
「お前って、呼ぶのやめて…名前で読んで?」
「………は?」
私の台詞に扇李は眉をよせながら、そう言う
「だって、扇李…あまり私を名前で呼ばないから」
出会った時に数回と王の間で数回、それは以外はずっと私のことを"お前"って彼は呼ぶ。特に今日は一回も呼ばれてない
名前で呼ばれたのは、数えるほどだ
そーゆうのは、これから先よくないって言うか…
あまり、私もいい気分じゃないし未来のためにも名前で呼んで欲しい
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