狼様の愛のカタチ理論





「サイ、花嫁ちゃんビックリしてるわ。言ってなかったの?」


「あ、あぁ」

「もう、ごめんなさい。ビックリさせちゃって」

「い、いえ」

「改めてまして。サイの妻の知里と言います。よろしくね」


片手を出してニコリと天使のような笑顔で微笑む知里さん


なんて素敵な笑顔なんだろう。その笑顔で周りが穏やかになる、そんな笑顔だ


女の私でも、素敵って素直に感じる


「は、初めまして…沙優と言います」

ドキドキと少し緊張しながら手を握と両手で包まれてニコニコしながら私を見つめてくる


な、なんか。女性にこんな風に見られるなんてないから、少し恥ずかしい


「あ、あの」

「うん、嬉しいわ!会えて!同じ人間同士、仲良くしましょうね!」


「……え?」

同じ、人間同士??


「え、知里さん、人間なんですか?」

「えぇ。正しくは元だけど…人間よ?」


"ね?"とサイさんを見つめると、サイさんは顔を少し赤くしながら、ゴホンとわざとらしく席払いをする





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