狼様の愛のカタチ理論





サイさんって、あんなに強引だったんだ…

いや、あれが本当の姿?


そんな疑問を考えているうちにサイさんはドアをあけて知里さんを引きずりながら外に出ていってしまった




「………」


あーあ、行っちゃった。

静かな部屋に突然嵐がきて一瞬にして消えたような気分だ

「…」

けれど、少しだけ知里さんの話し聞きたかった

サイさんとの話しもそうだけど


元人間とか…少し気になる話しだった


「まぁ、後でサイさんに聞けばいいか…」


頷いて、再び本を読もうと机に向かい本を開くと、またドアが開かれた音がする


え?もう!?さっき行ったばかりなのに!?



「サイさん?」


そう言いながら振り向くと、今度はドアの先に黒い髪で背の高い綺麗な女の子


「…え?」

「……」


部屋中を一回見渡しながら、その視線を私に向ける


「あなた、葉山沙優さん?」

「え?」


真っ直ぐに私をみつめてくる瞳は少し怖いくらい瞬きすらしない


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