狼様の愛のカタチ理論
なんで、私の名前を知っているの?しかも、フルネームで
目の前にいる子は、私には全く覚えがない
なんか、嫌だな…さっきはサイさんがいたし。サイさんの妻だって分かったけど
この部屋には私だけで、つい警戒してしまって…
「……」
「ねぇ、聞いてるの?」
黙り込む私にイラッとしたのか睨みながらバンッと強引に扉をしめて私に近づいてくる
な、なんか。怖い…
「あの…」
「葉山沙優かどうか聞いてるんですけど」
「………」
よ、呼び捨て…さっきは"さん"だったのに…
なんか、こーゆうのには逆らわない方がいい、私の本能がそう言っていて
「はい…」
頷けば、黙ったまま私を下から上までまじまじと睨みつけてくる
「へぇ、じゃあ貴女が扇李様の花嫁って…わけ?」
「…は…ぃ…」
「そう」
頷くと、私を見下したように笑い、そして勝ち誇ったように腕を組む
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