狼様の愛のカタチ理論
「扇李様、あなたの何処がいいのかしら?わざわざ自ら人間界で選んだって話しだけど、なんて醜い姿なの?」
私の髪をまるで汚いものを持つように一束持ち上げる
な、なんて、失礼な女性なの!?
今まで、沢山の者に馬鹿にされてきたけど、なんか今が一番ムカつくのはなんでだろう
「よ…余計なお世話です…」
汚いと思うなら触らないでよ!バシッと手を振り払い彼女から距離をとると
綺麗な顔がさらに怖く私を睨みつけてくる
「は?なによ、その態度、私を馬鹿にしてるの?」
「別に、馬鹿になんか」
てか、馬鹿にしてるのは貴女じゃないっ
「偉そうにしちゃって、どうせ貴女も捨てられるんだから」
………え?
あなた、も?あなた、も、って…もしかしてこの女性って…扇李の前の花嫁?
そんな考えてが頭に浮かぶ。たしか扇李って前に30以上の花嫁がいたって左汰が言っていたような…
「なによ、その顔。私が扇李様の元花嫁って分かって、笑うつもり?自分は捨てられないとでも、思ってるの?」
グイッと乱暴にまた髪の毛をつかみ、強く引っ張られる
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