狼様の愛のカタチ理論
「…いっ」
力強く引かれ、頭皮が凄く痛い
なんなの、この漫画やアニメみたいな展開はっ
「や、やめて…下さいっ」
笑ってなんかないし、馬鹿にするつもりなんてないのに!
痛みに耐えられなくて、髪を掴む手を握り離そうとするけど
もう片方の手で私の手を叩き、勢いよく頬に向かって来て…
バチンっ
「…~っ!」
いい音が響いて、私の頬に強い痛みが走ると同時に身体が椅子から崩れ落ちて、そんな私を鋭い目付きで私を見下ろす
「ねぇ、いい事教えてあげようか?」
「…っ」
「扇李様ってね、残酷なのよ」
しゃがみ込んで、私の髪を再び掴む
「優しくするだけ優しくして、思わせ振りな態度とって相手が好きになったら冷たくするの」
「…っ」
「それだけじゃないわ、相手を信用させて裏切るし、自分の利益のためなら手段なんか選ばない…エゴイストなの」
次から次へと、そんな言葉が私に飛び交ってくる
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