狼様の愛のカタチ理論
そんな扇李を残酷だなんて、そんなの許せない
だいたい、なんで今初めてあったのにそんな余計な事を言われなくちゃいけないの?
扇李も扇李だ。こんな風に自分のことを悪く言う女性を花嫁にしていたなんて!
「あなたは、扇李が本当に優しいってことを知らないだけだよっ」
「なによ、貴女に何がわかるの?人間のくせに生意気よ!」
私にそう怒鳴り、歯を食い縛りながらテーブルにある本を数冊手にとる
「!?」
それで、何をするかなんて、すぐに分かった
「ムカつくのよ、あなた!」
そう言った瞬間、彼女の手から勢いよく本が離れて、固く厚い本が私の身体に当たる
「…ぅっ」
鈍いような痛みが肩を走り、怒り狂ったように次から次へと私に目掛けて本があたる
「貴女は知らないですって!?なら貴女は知ってるの?!だから私は捨てられないって言いたいわけ!!」
「っ!」
額や頭部、腕や脚に投げつけられて、じわじわと痛みが広がり、ツゥーと血が流れるのが分かった
痛い、痛たくてたまらない
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