狼様の愛のカタチ理論
嘘…本当に、扇李なの?
目の前の扇李に私は驚きを隠せない
本当に、本当に…扇李が助けに来てくれた
名前を呼べば助けるって約束をしてくれた彼
信じてなかったわけじゃない、だけど…本当に来てくれるなんて…
不思議な気分で、嬉しくて、胸がいっぱいになって…
「…扇李っ」
背中に向かって名前を呼ぶと、視線だけ私に向けてその顔を微かに歪めるなに彼女を睨みつける
「未来、我の怒りがお前にいかないうちに目の前から立ち去れ」
怒りを含んだ声に、掴んでいた手を振り払い、よろけた彼女がグッと唇を噛み締めた
「扇李様っ、私はただ!」
「言い訳など必要ない」
「っ」
シッシッと冷たく手をふる扇李
「そんな、どうして…っ」
「……」
「どうしてですか?その花嫁をかばうんですか?」
「未来」
「納得いきません!」
首を振りながら、扇李の腕を掴み身体を寄せる
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