狼様の愛のカタチ理論
ドンドンと脚を立てて歩きながらドアをあけバタンッ!とうるさいくらいの音を立て出て言った部屋に
恐ろしいほどの、沈黙がながれ、すぐに扇李が私の方を振り向いて近寄って来た
「…あ」
「大丈夫…なわけないな」
苦笑いしながら、私の目の前にしゃがみ込む彼の姿に…
「…っ」
ホッと、胸が安心してくる…怖くて、怖くて仕方がなかった
彼女が私を見つめる瞳や行動が怖くて。強張っていた身体からスッと力が抜けていって…
「あ…はは」
「?」
「女の嫉妬って…怖い、ね」
グッと溢れる物を押さえ込むようにうつ向くと、頬に暖かい感触が私をつつむ
「え…」
柔らかくて、大きい感触が何かなんてわかる
「扇李…」
「悪い、我のせいで沙優を傷付けた。痛いだろう…血が出てる」
額から流れる血を強引に服でふいて、私の頬を包むように触れる扇李
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