狼様の愛のカタチ理論
「アザだらけではないか」
真っ赤になる腕や脚をみながら、ひたすらに流れる血を拭きながら悔しそうに私をみつめてくる
そんな、そんな顔しないでよ…
「扇李、大丈夫だから…」
私の頬を触る手の上に自分の手を重ねる
「痛いけど…扇李が来てくれたから、それでいいの…」
「は?」
「約束したでしょ?私のこと、守ってくれるって…本当に来てくれたのが嬉しいから、こんな傷痛くないよ」
「………」
てか、それ以前に扇李にそんな顔をしてほしくない
扇李のせいだなんて思ってないんだもん
「大丈夫だから、来てくれてありがとう…」
彼の目をみてそう言うと、扇李の顔が微かに歪むと同時だった―…
グイッ―…
「!?」
頬にあった手が私の腕を掴み、扇李に引き寄せられてすっぽりと彼に抱きしめられる
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