狼様の愛のカタチ理論



扇李はどうしても、私を戻すつもりなんだ…


「…そうですか」

「はい…もしかして、元気がないのは戻りたくないからですか?」


「それは…」

「扇李は沙優様を心配しているんです。ですから、悩んだ末に扇李なりの答えを出したんです」


「それって…サイさんも納得したんですか?」


サイさんも、私が人間界に戻ることを反対もしないで納得したの?


「あ、はい…そのことに関しては我が主に賛成です」

そんな…じゃあ、行きたくないなんて言えない


「そんな顔をなさらないで下さい。着替えはここに置いておきますから準備が出来てお茶をしてから行きましょう」


淡々とそう言い、着替えをベッドに置くとサイさんは平然と部屋を出ていく


「………」

部屋に残されたわたしは、胸がつまる思いだ

サイさん…あんなに私の味方してくれたし、迎えに来てくれて色々と説明してくれたのに…


私が戻ることを何とも思ってないような態度にさらに寂しくなる


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