放課後は、秘密の時間…
そう決めてからは、結構協力してたつもり。
学食であかりちゃんと拓真を、二人きりにさせてやったりとか。
「悪い、昼休み、メシ一緒に食えねーわ」
拓真に電話ごしでそう言われた時だって、オレは何も聞かずに「了解」って頷いた。
美術室で食ってんの、知ってたから。
あかりちゃんのことを話す拓真は、すげーイキイキしてた。
あぁ、恋してんだコイツ、なんて思うくらいにさ。
とは言っても、アイツはほとんど態度に出さないからなぁ。
多分、付き合いの長いオレにしか分かんないような変化だろうけど。
拓真が、どんどんあかりちゃんにはまってくのは、見てて分かってた。
ただ一つ、予想外だったのは。
あかりちゃんも、拓真を特別な目で見てたこと。
親友の初恋だし、叶えばいいなーとは思ってたけどさ。
――まさか、マジに本当に叶うなんて。
だけど、あかりちゃんには彼氏がいるし……
それに、二股とかできるような、軽いタイプじゃないことも分かってた。
だから、二人がうまくいくためには、色々問題があるだろうなーって、オレは思ってたんだ。
なんだろ、嫌な予感がするっていうか。
悲しくも、それは的中したんだけど、な。
学食であかりちゃんと拓真を、二人きりにさせてやったりとか。
「悪い、昼休み、メシ一緒に食えねーわ」
拓真に電話ごしでそう言われた時だって、オレは何も聞かずに「了解」って頷いた。
美術室で食ってんの、知ってたから。
あかりちゃんのことを話す拓真は、すげーイキイキしてた。
あぁ、恋してんだコイツ、なんて思うくらいにさ。
とは言っても、アイツはほとんど態度に出さないからなぁ。
多分、付き合いの長いオレにしか分かんないような変化だろうけど。
拓真が、どんどんあかりちゃんにはまってくのは、見てて分かってた。
ただ一つ、予想外だったのは。
あかりちゃんも、拓真を特別な目で見てたこと。
親友の初恋だし、叶えばいいなーとは思ってたけどさ。
――まさか、マジに本当に叶うなんて。
だけど、あかりちゃんには彼氏がいるし……
それに、二股とかできるような、軽いタイプじゃないことも分かってた。
だから、二人がうまくいくためには、色々問題があるだろうなーって、オレは思ってたんだ。
なんだろ、嫌な予感がするっていうか。
悲しくも、それは的中したんだけど、な。