放課後は、秘密の時間…
「あかりは、俺のこと好き?」


口をついて飛び出た言葉に、あかりは戸惑いを隠せないみたいだった。


「好き、だよ?どうし……んっ……」


答えを聞くのと同時に、俺の腕はあかりを押さえつけて、強引に唇を重ねていた。

今すぐ、あかりを感じたい。


その言葉を証明して。

あかりが好きなのは俺なんだって、安心させてくれよ。


――だけど。

はだけたシャツの隙間から見える、あかりの肌に浮かんだ赤い印に、それまでかろうじて抑えていたものは、あっけなく壊れていった。


「このキスマーク、誰につけられた?――さっきキスしてたヤツ?」

「見て、たの……」


頼むから、否定して。


「……ごめ…ん、なさ……」


謝まったりすんなよ。


体中の血が沸騰するほどの怒りがあるのに、心だけは氷のように冷めている。

不思議な感覚だった。


涙をこぼして、繰り返し謝るあかりを許してやりたいと思う反面――

メチャクチャにして、いっそ、壊してしまいたい。


そんな衝動が、渦巻いている。

怒りに我を忘れてしまう前に、俺はあかりの部屋を飛び出した。

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