cloud×cloud【完】
そっと目を開くと、埃っぽい地面と、そこに出来る黒い染み。
一つまた一つと、雫が上から落ちてきてシミがまた増える。
私の視線はそんな生々しい地面からどんどんと上に上がって行く。
地面から足へ、足から上に。
そしてすべてを視界に捉えたあと、私の脳は大きく揺れた。
カタカタと音を立てて刀が震え出す。
声を発しようと思うのだが思うように出せない。
「あ、…」
だけど汗はあり得ないほどに溢れ出てきて、全身が粟立つ。
「平…助…」