cloud×cloud【完】
「夢を…見ました」
「へえ、どんな?」
沖田さんはいつもと変わらないような態度なのだが、どこかいつもより優しく感じた。
「今までの思い出の平助が出てきて、浮かんでは消えるんです。」
夢だと言うのに目を瞑ると鮮明に思い出せる。
笑う平助、照れた平助、辛そうな顔や喜ぶ笑顔。
ふっ、とある言葉を思い出した。
『また会えるんだ。俺たちが生きている限り、絶対にもう会えなくはないんだ』
生きている、限りーー…
ああ、そうか。
もう私たちは…
あなたにはもう二度と会えないーー…