cloud×cloud【完】
何かを見透かされたような気がして、どきりと僕の心臓がはねた。
僕が答えるのを待っているのか、桜ちゃんは僕を見上げたままじっと固まっている。
…確かに、僕は少し泣いた
平助が死んで、
左之さんはもちろんだし、新八さんも一くんも近藤さんもみんな、
あの土方さんでさえ、泣いたのだ。
あのあと鏡で見たときには涙の跡も目も何もなかったんだけど
なんでもわかっちゃうんだな、この子は。
「…そうだね、少し泣いたかな」