《短編》想い人〜叶わぬ想い〜
「じゃー中で話しましょうよ。ねっ?」


嫌…、でもこんな所で話すより、中へ行けばみんなが居るからまだマシ!


でも彼は納得してくれなかった。


「俺と居るのは嫌なの?」


嫌です!そう言えたら楽なのに、言えない。
こんな時だけ小心者になっちゃうんだ。


「そんなことないですよ。ただ此処じゃ寒いし…」


そんな言い訳しか思いつかない、いい子ブリッコなあたし。


だからドンドン泥沼にハマっていく。



「じゃー二人でどっか行こうよ。」


そう言われ、強引に腕を引かれてく。


ヤダヤダ。
行きたくない。


「待って。あたし荷物中だし、あたしと二人より、みんな一緒の方が楽しいよ。」


「いいから。」


ドンドン引っ張られていく。


「ちょっと待ってよ。ヤダってば。」


怖いよ。


「うるさい。」


「イタッ…」

壁に押し付けられた。そして顔が近づいてくる。


イヤ…

キスされる!?




「何やってんだよ。」



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